昨日あたりからようやく開梱して本を取り出しているわけですが、
カバーや帯がヒサンなことに。
大事な本なら自分で梱包しておけば良いだけの話だが、そんな余裕は到底無かった。
ある程度覚悟はしていても、実際に目にするとやはり取り返しの付かない思いが。
胸の痛みを堪えつつ本を出していると、段ボールの底にＳ字型にひんまがった文庫本が。
「スクールボーイ閣下」であった。
任務を終えて人知れず無残な屍をさらすが如くの閣下に敬礼。そしてしばし黙祷。
閣下の栄光、そしてスパイの非情な末路を思う。
これは新装版を買えという天の啓示か。
（新訳の「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」は買いましたが。
これは従軍中、つまり筆者の鞄の中だったため難を逃れた）
