2011-01-01から1年間の記事一覧
未曾有の災害があっただけでなく、今年は例年以上に偉大な人物の訃報が相次いでいるような気がしていたので、まだ油断は出来ないと思っていたところ、先ほど内藤陳さんの訃報を知った。 冒険小説を読む者にとって、内藤さんの功績は計り知れない。 生前にお…
去年の秋の発売時に購入した『エコラム』(リリー・フランキー著)をようやく読んでいる。 リリー・フランキーや杉作J太郎のエッセイ集は、出れば無条件で買う。全編下ネタオンリーのこの本の語り手は当然リリー・フランキーで、本人の体験談の体裁をとって…
小説トリッパー誌に小文を寄稿しました。 幼少期の読書の原体験について綴ったものです。 お読み頂ければ幸いです。
どうも今年の年末年始は正月映画らしい映画がない。 『インディ・ジョーンズ』のようなタイトルがないとやはり寂しい。 作品のできは別にして『リアル・スティール』ではどうにも年を越し切れない。 『ミッション・インポッシブル ゴースト・プロトコル』は…
先週読売新聞の取材を受けました。 明日(十一月一日)の朝刊の文化欄で紹介されるようです。 私も記事を楽しみにしています。
小説トリッパーの依頼で幼年期の読書を振り返る小文の原稿を書いたところ、 数日後に平凡社から『少年少女昭和ミステリ美術館』が発売された。 そのシンクロニシティには個人的に驚いたが、 ページを繰るや懐かしい書影の数々に思わず見入るばかり。ホームズ…
昨年上梓されました『機龍警察』では、ユーリ・オズノフ警部の経歴は元モスクワ民警と記されています。 しかし『機龍警察 自爆条項』では、元モスクワ警察となっています。 なぜかと申しますと、今年の三月からメドベージェフ大統領の主導による新警察法が施…
『機龍警察 自爆条項』昨日発売されました。 『機龍警察 輪廻』掲載のミステリマガジンと 『機龍警察 雪娘』掲載のSFマガジンは明日発売の予定です。 現在私のところにはミステリマガジンのみ届いておりまして、 巻頭の刑事コロンボ特集を思わず読みふけって…
『自爆条項』冒頭部分がアップされました。 http://www.hayakawa-online.co.jp/news/detail_news.php?news_id=00000474 よろしければどうぞ。
早川書房のウェブサイト「ハヤカワ・オンライン」http://www.hayakawa-online.co.jp/で、 『機龍警察 自爆条項』の冒頭部分が無料PDF公開されます。 早ければ明日十四日の午後にはアップされると思いますので、 興味をお持ちの方はどうぞご覧になって下さい。
9月22日発売のミステリマガジン11月号とSFマガジン11月号に短編が掲載される予定です。 ミステリマガジンに『機龍警察 輪廻』 SFマガジンに『機龍警察 雪娘』。 『雪娘』の方はまだ執筆中ですが、ミステリマガジンとSFマガジンの両方に同時に載るというのは…
『機龍警察 自爆条項』は九月二十一日発売の予定です。もういろいろとヘヴィな本ですが、 どうぞよろしくお願いします。
九月下旬の発売予定で現在作業中です。正確な発売日が決定次第、改めてお知らせ致します。どうか今しばらくお待ち下さいますよう、心よりお願い申し上げます。
七月二十五日発売の『SFマガジン9月号』スタンダードSF特集 「マイ・スタンダードSF」に、 P・K・ディック『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』 について寄稿しました。 定番の巨匠については他の方々が触れて下さると思ったので ジャック・フィ…
『自爆条項』改稿をほぼ終えた気の緩みからか、 夏風邪をひいたらしい。 最初は喉が痛くてエアコンのせいかと思ったが、 だんだんエライことに。もう咳が止まらない。 すぐに次の仕事にかかるつもりだったのが、 もう何も手に付かず。 仕方なく久々にBDソ…
東京創元社より七月二十七日に刊行されますアンソロジー 『結晶銀河 年刊日本SF傑作選』に 拙作『機龍警察 火宅』が収録される運びとなりました。 『機龍警察 火宅』は昨年ミステリマガジンの警察小説特集号に発表いたしました 純然たる警察小説であり、非…
自慢じゃないが(という書き出しの後には大抵自慢が続くものですが) 隔月刊の頃でもなく、ムック時代でもなく、『映画宝島 創刊準備号』の頃から買っている。 表紙のコンセプトは特集によって知らないアイドルだったり往年の名画だったりと様々だが、本日発…
『機龍警察 自爆条項』巻頭に付ける登場人物一覧表を作成。 [警視庁][警察庁][外務省][IRF][イギリス側]など、組織ごとに分けて表記する。 東京、アイルランド、ロンドン、中東を舞台とし、過去と現在が交錯する物語のため、登場人物が圧倒的に多…
長らくお待たせをしておりました 『機龍警察 自爆条項』 ようやく完成致しました。 とはいえ初稿ですので、まだ加筆・修正作業が残っております。一年がかりの大作です。 この間の苦難の数々を思えば感無量であります。作者にも、特捜部のつわものたちにも、…
『機龍警察』続編にしてシリーズ第二作『機龍警察 自爆条項』。 いよいよクライマックスの執筆に着手。 ライザ・ラードナー警部最大最悪の危機。 阿修羅の如きバンシーの戦いぶりを見よ。 (キーボードが割れそうな勢いです)
『機龍警察 自爆条項』は全五章で構成されます。 第四章まではすでに脱稿。 現在は最終章である第五章を執筆中です。 日々自分の気力、体力との戦いであります。
ここ数日は報道の焦点がリビア情勢に当てられているが、 北アフリカ・地中海沿岸諸国の民主化の波はもう気になってしようがない。 民主化には大いに賛同するものだが、 イスラム諸国の情勢は現在執筆中の『機龍警察 自爆条項』にも大いに関わってくる。 迂闊…
日記なら日録だが、ブログ開設に当たって月録としたのは、月に一回程度の更新頻度になりそうだったからである。 (それに月村の記録だから[月録]というのがいいと思った) しかし気がつけば二月も早終わりに近く、月録ですらなくなりそうなのでアリバイ的に…
年末も年始もなく『機龍警察』続編の執筆に専念しています。 物語の舞台はアイルランドから再び東京へ。 より複雑な謎。 より強大な敵。 より凶悪な罠。 警視庁特捜部の捜査は困難を極めます。(私の執筆も)