月村了衛の月録

小説家 月村了衛の公式ブログ        連絡先 fidenco@hotmail.co.jp 

「25の短編小説」

朝日文庫の新刊「25の短編小説」に拙作『非美人』も収録されております。 お手に取って頂けると幸いです。

戦中派不戦日記

必要があって山田風太郎の『戦中派不戦日記』を読み返しているのだが、 冒頭に近い一月三日の記述に菊池寛について評した部分がある。 「一般にいわれるほど価値なき作家にあらず。むしろ、芥川の小説よりも妖気あり。芥川の皮肉には涙あり、寛の皮肉には滑…

早川書房にて

本日一階クリスティに柴田勝家公来店。 担当編集のアップした写真では見切れているが、 天井部に私が貼り付いておった事を勝家公は御存知であろうか。 編集との密談、しかと承った。 たとえ変装していても我が目を欺くなど叶わぬものと心得られよ。 因みに『…

池袋コミュニティカレッジ

コロナのため伸び伸びとなっておりましたトークショーの開催予定日が ようやく決まったようです。 杉江松恋さんの司会でミステリについて語ります。 他にもあれこれ語るつもりです。 杉江さんとなら十時間くらいほしいですね。 日本推理作家協会賞受賞者が語…

猛暑の候

長い梅雨が明けた途端、一転しての猛暑と相成りましたが 皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。 ここに来て年末から来年の打ち合わせが集中し、大変な日々を送っております。 『狼眼殺手』の如く、梅雨が明けた途端ミャンマー出張の羽目となった『白骨街道』…

『文豪春秋』

ドリヤス工場・著。文藝春秋刊。 予想以上に面白かった。 著者を初めて知ったとき、あまりの水木タッチに「いいのか?」と思ったことを覚えている。水木プロのアシスタント出身者よりも、なんなら晩年の水木先生御本人よりも水木タッチを再現しているところ…

本屋の記憶

「日販通信」最新号に書店についてのエッセイを寄稿しました。 web「ほんのひきだし」にも転載されています。https://hon-hikidashi.jp/enjoy/110114/ よろしければご覧下さい。

インタビュー

七月四日発売 月刊「潮」8月号に『暗鬼夜行』インタビュー掲載。 七月十五日発売 「新刊ニュース」8月号に『奈落で踊れ』巻頭インタビュー掲載。 「新刊ニュース」は全国書店で発売されますが、お店にない場合は下記のいずれかで注文可能です。 ①書店にお…

『機龍警察 白骨街道』第四回

内閣官房副長官 夷隅董一 国家安全保障局長 鏑木麟太郞 外務省専門調査員 愛染拓也 国際指名手配犯 君島洋右 収容所長 イェミントゥン ミャンマー警察部隊指揮官 ソージンテット ミャンマー警察部隊副官 ウィンタウン 警視庁特捜部庶務担当職員 和喜屋亜衣 …

『奈落で踊れ』

「週刊朝日」にて連載いたしました『奈落で踊れ』、 いよいよ単行本刊行の運びとなりました。 六月五日、朝日新聞出版より。 何卒よろしくお願いいたします。

作家と現実

数年前の私は、インタビューなどでよく「現実に肩を叩かれる」というフレーズを使いました。 それは、本を書き上げ刊行した直後に、その内容を現実化したような事態が頻繁に起こっていたからです。 (『未亡旅団』直後の「黒い未亡人」然り、『狼眼殺手』直…

山小屋エイド基金

時節柄、山と登山を巡る状況を心配しておりましたところ、 山と渓谷社が山小屋を援助するクラウドファンディング 『山小屋エイド基金』を立ち上げることになりました。 https://motion-gallery.net/projects/yamagoya-aid 山を愛する者の一人として 私も心か…

『暗鬼夜行』発売中

外出もままならない昨今、読者の皆様におかれましては大変な時期とお察し申し上げます。 私はと申しますと、ひたすら自宅で執筆を続けております。 作家は作品を書き、それを買ってもらって生活しているからです。 (作家が作品を書くには様々な理由や衝動が…

書店休業の増加につきまして

全国書店ネットワーク「e-hon」は全国の書店と連携し、ネットで本を注文して書店や宅配で受け取れるというサイトです。 4月9日〜5月6日限定で送料無料になりますので、お近くの書店が休業でお困りの方は、こうしたサイトをぜひご利用下さい。 詳しくは下記の…

『暗鬼夜行』書影

二十日刊行『暗鬼夜行』の書影が出ております。 https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784620108490 ご期待下さい。

『暗鬼夜行』

四月二十日、毎日新聞出版より刊行予定。 学校の真の地獄は職員室に在り。 その底を覗かんとする者に幸いと災いあれ。

延期

明日29日に予定されておりました池袋コミュニティカレッジでの講座は 延期となりました。 中止ではなく延期とのことです。 詳細は私も把握しておりませんが、五月以降となるようです。 皆様にはご迷惑をおかけしております。 改めまして、お目にかかれると…

八幡くん

かなり以前にも書いた覚えがありますが、本ブログは「月録」と銘打っているので月に一回の更新で済むはずですが、逆に言えば月に一度は更新しないとならないわけで。 そこでどうでもいい話を少しばかり。 □これは本当に何度も書きましたが、何度書いても「近…

追悼 藤田宜永

たった今御逝去の報に接しました。 月曜に日本推理作家協会の理事会と懇親会があり、 そのときにだいぶお悪いと伺っていたのですが、 まさかこんなに早いとは思わず、呆然とするばかりです。 藤田さんに初めてお目に掛かったのは私が『暗黒市場』で吉川新人…

さらば映画秘宝

映画秘宝休刊号が各地で売り切れだそうである。 喜ぶべきか悲しむべきか。もちろん後者だ。 一日も早い復活を願う。 ちなみに私の昨年度ベストは『ジョーカー』だ。 (忙し過ぎて殆ど観に行けないということもある) 御本人のお許しが出たので、どさくさに紛…

『非弁護人』

法曹界のダークヒーロー、法廷に降臨す。 『非弁護人』 週刊アサヒ芸能【1/16号】1月4日(火)発売 より連載開始。

山と渓谷 2020年1月号

現在発売中の「山と渓谷」一月号に、 湊かなえさんと安達太良山にのぼったときの レポートを寄稿しております。 是非ご一読下さい。 「山と渓谷」に載るというのは、登山者としての私にとってこの上ない栄誉です。 生きていればたまにはいいこともあるものだ…

『白日』連載開始

下記の「カドブンノベル」のサイト(毎月更新)とhttps://kadobun.jp/novel/new-magazine.html1月号出ましたのニュースページhttps://kadobun.jp/news/press-release/2q10t372pwow.htmlに著者コメントが掲載されております。 よろしくお願い申し上げます。

池袋コミュニティ・カレッジ トーク

2020.2.29(土)午後四時から、池袋コミュニティ・カレッジにて杉江松恋さんとトークを致します。 概容は以下の通りです。 『ミステリー評論家 杉江松恋が「日本推理作家協会賞受賞作家」を迎え、現代ミステリー小説の魅力を語る3回シリーズ。作家たちの創…

『機龍警察 白骨街道』

別名 靖国街道 アウンサンスーチー 世界で最も迫害されている民 アラカン・ロヒンギャ救世軍 一帯一路 中国ミャンマー経済回廊 969運動 国家主義仏教団体マバタ ジェノサイドの密林 そして――インパール作戦の亡霊が列を成す 『機龍警察 白骨街道』 ミステ…

山田風太郎 無敵の五選

ウェブ誌「カドブン」の特集ページに [ジャンル別・初めて読む人への山田風太郎五作] というテーマで寄稿しました。 https://kadobun.jp/feature/readings/8p57pmkm5hk4.html ご覧いただければ幸甚です。

『白日』

ITテクノロジーを駆使した通信制高校を新たに開校し、学校教育事業への大々的参入を図る大出版社。 そのプロジェクトリーダーの息子が墜死を遂げた。 事故なのか自殺なのかも判然としない少年の死が、陰湿な派閥抗争に揺れる社内に大いなる衝撃をもたらす―…

『葛藤する刑事たち』

村上貴史・編 警察小説アンソロジー『葛藤する刑事たち』(朝日文庫/11月7日発売) に、拙作『機龍警察 焼相』が収録されております。 このアンソロジー、収録作家が途轍もなく豪華! まあ、下のサイトでメンバーをちょいと見てみて下さい。 https://pub…

逢坂剛さんとの対談にて

昨夜のトークショーでは、逢坂剛さんからいろいろお話を伺えて学ぶところ大であった。 その中で、リメイク西部劇の話になったとき、逢坂さんが 「そう言えば『シェーン』はどうしてリメイクされないんだろう」と仰って、私は「シンプルすぎるからじゃないで…

トークショー終了・その他

・東京堂書店での逢坂剛さんとのトークショー、本日無事終了致しました。 ご来場下さった皆様方に深く御礼申し上げます。 一夕のお楽しみとなりましたならば幸いです。 ・現在発売中の週刊新潮(11月7日号)、「マイオンリー」欄に寄稿しているのですが、私…