月村了衛の月録

小説家 月村了衛の公式ブログ        連絡先 fidenco@hotmail.co.jp 

作家と現実

数年前の私は、インタビューなどでよく「現実に肩を叩かれる」というフレーズを使いました。 それは、本を書き上げ刊行した直後に、その内容を現実化したような事態が頻繁に起こっていたからです。 (『未亡旅団』直後の「黒い未亡人」然り、『狼眼殺手』直…

山小屋エイド基金

時節柄、山と登山を巡る状況を心配しておりましたところ、 山と渓谷社が山小屋を援助するクラウドファンディング 『山小屋エイド基金』を立ち上げることになりました。 https://motion-gallery.net/projects/yamagoya-aid 山を愛する者の一人として 私も心か…

『暗鬼夜行』発売中

外出もままならない昨今、読者の皆様におかれましては大変な時期とお察し申し上げます。 私はと申しますと、ひたすら自宅で執筆を続けております。 作家は作品を書き、それを買ってもらって生活しているからです。 (作家が作品を書くには様々な理由や衝動が…

書店休業の増加につきまして

全国書店ネットワーク「e-hon」は全国の書店と連携し、ネットで本を注文して書店や宅配で受け取れるというサイトです。 4月9日〜5月6日限定で送料無料になりますので、お近くの書店が休業でお困りの方は、こうしたサイトをぜひご利用下さい。 詳しくは下記の…

『暗鬼夜行』書影

二十日刊行『暗鬼夜行』の書影が出ております。 https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784620108490 ご期待下さい。

『暗鬼夜行』

四月二十日、毎日新聞出版より刊行予定。 学校の真の地獄は職員室に在り。 その底を覗かんとする者に幸いと災いあれ。

延期

明日29日に予定されておりました池袋コミュニティカレッジでの講座は 延期となりました。 中止ではなく延期とのことです。 詳細は私も把握しておりませんが、五月以降となるようです。 皆様にはご迷惑をおかけしております。 改めまして、お目にかかれると…

八幡くん

かなり以前にも書いた覚えがありますが、本ブログは「月録」と銘打っているので月に一回の更新で済むはずですが、逆に言えば月に一度は更新しないとならないわけで。 そこでどうでもいい話を少しばかり。 □これは本当に何度も書きましたが、何度書いても「近…

追悼 藤田宜永

たった今御逝去の報に接しました。 月曜に日本推理作家協会の理事会と懇親会があり、 そのときにだいぶお悪いと伺っていたのですが、 まさかこんなに早いとは思わず、呆然とするばかりです。 藤田さんに初めてお目に掛かったのは私が『暗黒市場』で吉川新人…

さらば映画秘宝

映画秘宝休刊号が各地で売り切れだそうである。 喜ぶべきか悲しむべきか。もちろん後者だ。 一日も早い復活を願う。 ちなみに私の昨年度ベストは『ジョーカー』だ。 (忙し過ぎて殆ど観に行けないということもある) 御本人のお許しが出たので、どさくさに紛…

『非弁護人』

法曹界のダークヒーロー、法廷に降臨す。 『非弁護人』 週刊アサヒ芸能【1/16号】1月4日(火)発売 より連載開始。

山と渓谷 2020年1月号

現在発売中の「山と渓谷」一月号に、 湊かなえさんと安達太良山にのぼったときの レポートを寄稿しております。 是非ご一読下さい。 「山と渓谷」に載るというのは、登山者としての私にとってこの上ない栄誉です。 生きていればたまにはいいこともあるものだ…

『白日』連載開始

下記の「カドブンノベル」のサイト(毎月更新)とhttps://kadobun.jp/novel/new-magazine.html1月号出ましたのニュースページhttps://kadobun.jp/news/press-release/2q10t372pwow.htmlに著者コメントが掲載されております。 よろしくお願い申し上げます。

池袋コミュニティ・カレッジ トーク

2020.2.29(土)午後四時から、池袋コミュニティ・カレッジにて杉江松恋さんとトークを致します。 概容は以下の通りです。 『ミステリー評論家 杉江松恋が「日本推理作家協会賞受賞作家」を迎え、現代ミステリー小説の魅力を語る3回シリーズ。作家たちの創…

『機龍警察 白骨街道』

別名 靖国街道 アウンサンスーチー 世界で最も迫害されている民 アラカン・ロヒンギャ救世軍 一帯一路 中国ミャンマー経済回廊 969運動 国家主義仏教団体マバタ ジェノサイドの密林 そして――インパール作戦の亡霊が列を成す 『機龍警察 白骨街道』 ミステ…

山田風太郎 無敵の五選

ウェブ誌「カドブン」の特集ページに [ジャンル別・初めて読む人への山田風太郎五作] というテーマで寄稿しました。 https://kadobun.jp/feature/readings/8p57pmkm5hk4.html ご覧いただければ幸甚です。

『白日』

ITテクノロジーを駆使した通信制高校を新たに開校し、学校教育事業への大々的参入を図る大出版社。 そのプロジェクトリーダーの息子が墜死を遂げた。 事故なのか自殺なのかも判然としない少年の死が、陰湿な派閥抗争に揺れる社内に大いなる衝撃をもたらす―…

『葛藤する刑事たち』

村上貴史・編 警察小説アンソロジー『葛藤する刑事たち』(朝日文庫/11月7日発売) に、拙作『機龍警察 焼相』が収録されております。 このアンソロジー、収録作家が途轍もなく豪華! まあ、下のサイトでメンバーをちょいと見てみて下さい。 https://pub…

逢坂剛さんとの対談にて

昨夜のトークショーでは、逢坂剛さんからいろいろお話を伺えて学ぶところ大であった。 その中で、リメイク西部劇の話になったとき、逢坂さんが 「そう言えば『シェーン』はどうしてリメイクされないんだろう」と仰って、私は「シンプルすぎるからじゃないで…

トークショー終了・その他

・東京堂書店での逢坂剛さんとのトークショー、本日無事終了致しました。 ご来場下さった皆様方に深く御礼申し上げます。 一夕のお楽しみとなりましたならば幸いです。 ・現在発売中の週刊新潮(11月7日号)、「マイオンリー」欄に寄稿しているのですが、私…

御報告

昨日「第十回 山田風太郎賞」の選考会があり、 拙作『欺す衆生』が受賞致しました。 これも皆様のおかげと感謝するばかりです。 来年は私の作家生活十周年で、山田風太郎賞も今回で十回目、 この節目の年に受賞できたのはまさに奇縁であると、感慨もひとしお…

湊かなえさんと安達太良山へ

数年前、湊かなえさんと初めてお会いしたとき、趣味が同じ登山であると知り、「ぜひ一緒に山へ行きましょう」と 互いに約束して果たせぬままになっていたのですが、このたびようやく実現しました。 目的地は福島県の安達太良山。くろがね小屋に一泊です。 山…

逢坂剛さんとトークショー&サイン会

逢坂剛さんの最新刊『最果ての決闘者』刊行を記念して 十月三十日、神田は東京堂書店にてトークショーを行います。 テーマはずばり「西部劇」。 終了後は逢坂さんと私のサイン会アリ。 実銃による決闘はナシ。 詳細は下記ページをご参照下さい。 http://www.…

さらばノーパンの日々

「週刊朝日」連載中の『奈落で踊れ』、遂に最終回を脱稿致しました。 (その間ずっとノーパンで執筆していた……わけではありません) 相前後して「サンデー毎日」連載の『暗鬼夜行』最終回も脱稿。 息つく間もなく新連載に着手しております。

近況、及びよしなしごと

□数日前、以前の骨折で足に入れた金属を抜き取る手術を致しました。またも全身麻酔です。 不自由な毎日が続いておりますが、幸か不幸か、やるべき仕事が山積みです。 □『ようこそ! アマゾネス☆ポケット編集部へ』 ジェントルメン中村著 講談社刊 噂に違わず…

書名

拙著『欺す衆生』を 『騙す衆生』と間違えておられる方がままいらっしゃるようです。 (全く以て当方の責任なのですが) 「詐欺」の「欺」、つまり「あざむく」という字を あえて選択致しました。 ご注文の際にはどうかご注意下さい。 正しくは『欺す衆生』…

早稲田大学歴史館

早稲田大学歴史館「聳ゆる甍」エリアにて九月十九日より半年間の期間限定で、 「早稲田の文学者たち」テーマ展示が行われます。 私も末席に名を連ねておりますので お時間があればお立ち寄りを。 https://www.waseda.jp/culture/news/2019/09/02/8276/ 追伸 …

『欺す衆生』発売

長らくお待たせを致しておりました『欺す衆生』、 すでに書店に並んでいるようです。 連載完結から書籍化までほぼ一年近く、 ようやく本という形でお届けできる日がやって参りました。 入魂の加筆により、いつも以上にヘヴィ級の内容となっております。 果て…

『欺す衆生』書影

新潮社のサイトに『欺す衆生』書影が出ました。(8月27日発売) https://www.shinchosha.co.jp/book/339532/ 何かの記事で読者の方が書いていた「月村作品の表紙コワすぎ問題」というフレーズを見かけて笑ったことがあるのですが、今回は最恐ではないでしょ…

『欺す衆生』

8月27日発売予定。新潮社刊。 以前より公言していますが、私は『東京輪舞』から小説家として言わば第二期に入ったと自覚しています。 『悪の五輪』に続く第二期の三作目は、『欺す衆生』。 昨年「週刊新潮」に連載した作品。 クライマックスからラストま…