月村了衛の月録

小説家 月村了衛の公式ブログ        連絡先 fidenco@hotmail.co.jp 

資料を読む

年明けから仕事。

もう長らく仕事関係の読書に追われている。

好きな本を好きなときに好きなだけ読みたいものです……

 

仕事で読まねばならない本は、政治とかヤクザとか経済とかヤクザとか軍事とかヤクザとか国際情勢とかヤクザとか歴史とかヤクザとかヤクザとかの本ばかりです……

いくらなんでも早すぎる

今知った。

いくらなんでも早すぎるわ。

中国警察、日本に「拠点」開設か 主権侵害の恐れ―外務省:時事ドットコム (jiji.com)

昨日「『香港警察東京分室』単行本用の加筆修正中です」とか、何も知らず呑気に書いたばっかりなのに、現実は加速する一方だ。

 

刊行直後に現実化 ⇒ 刊行直前に現実化 ⇒ 連載中に現実化or状況激変 ⇒ 執筆直前に現実化

ときて、もう絶句するばかりである。

『香港警察東京分室』の場合は「刊行前」のケースだが、幸い設定はちょっと違っているので問題ないとも言えるし、また同時に、限りなく現実的なアイデアであったことが証明されたとも言える。

 

先出し的に少し書いておくと、報道されている事案は国際的に非合法だが、

『香港警察東京分室』はあくまでも「合法」の設定。

詳しくは来年四月の刊行をお待ち下さい。

年末の近況

□現在私は、『香港警察東京分室』単行本用加筆修正作業の真っ最中です。

来年四月刊行予定。どうかお楽しみに。


□他にも連載中の作品が二本、新連載の準備が二本あるので、この月録の記事も書いている暇がなく、年を越す前にと慌てて記している次第です。

 

□当然ドラマを観ている時間もないわけですが(映画に行く時間はもっとない)、最近は配信の外国ドラマに面白そうなのが多くて困りますね。

国内ドラマはほぼ観ないのですが(単に視聴習慣がないだけです)、それでも時折アンテナに引っ掛かってくる作品があります。今年度は『エルピス』でした。私が今年唯一観た国内ドラマです。


□今年観た中で最も面白かった海外ドラマは『The Boys』でした。『ストレンジャー・シングズ』もよかった。しかし他の作品を殆ど観てないのにこんなこと書いてていいのかという気がしてきました。

 

□輸入盤BD『柳生一族の陰謀』の画質が思いのほかよかったので嬉しい(期待していなかったせいかもしれない)。

飢餓海峡』輸入盤BDはいつものARROW VIDEOの画質(にしても良くない)ですが、これはオリジナルフィルムの段階でわざと粒子を荒らしている作品なので、なんとも言い難い。

『総長賭博』輸入盤BDは発売延期で来年に持ち越し。こういうのこそクライテリオンが

出して欲しいのですが、そうはならないのが現実です。だいぶ前に出た国内盤DVDの画質は我が目を疑う酷さで、自国の文化に対する冒涜かと思いました。

『コーン・ヘッズ』『大災難P.T.A.』の輸入盤を注文した好事家は私以外に何人くらいいるのだろうか。『トップ・シークレット!』はすでに購入済みだが画質はDVDと大差なかった。

 

□前にも書きましたが(と書いたのも何度目か)このブログは最低でも月に一回は更新という義務感があるのでどうでもいい話をなんとか書いてみました。

「どうでもよくない話」もあるのですが、作家は作品で語るべきという主義なので、私は何よりも小説に全力を傾注する所存です。

 

□そういうわけで、来年もどうかよろしくお願い申し上げます。

それでは皆様よいお年をお迎えください。

『私が選ぶ国書刊行会の3冊』

外出の機会とて此なく入手をすっかり諦めておりましたるところ、国書刊行会様が送って下さいました。

心より感謝申し上げます。

御礼代わりに此の場にて「私の三冊」を挙げようと思い、当の冊子をつらつら拝読致しますと、怪奇幻想系の名著の数々は大勢が挙げておられるので(それでも『怪奇骨董翻訳箱』等、挙げられずとも捨て難い本が多数)、ここは一つ映画本に限定しようと思った次第。

 

…………無理でした。

やはり三冊のみ選ぶというのは拷問に等しい。

ですので勝手に十冊にします。以下順不同で、

 

サイレント映画の黄金時代』

キャメラを抱いて走れ!』

『ルビッチ・タッチ』

ハワード・ホークス映画大全』

ロバート・アルドリッチ大全』

『「昭和」の子役』

『ハリウッド・ゴシック』

『モンスター・ショー』

笠原和夫傑作選』

『映画の奈落』

 

書棚を調べてみると、「この本も国書だったのか!」という驚きの連続であったことを最後に告白しておきます。

『お眠さんと怪しい薬』

「お眠さん」シリーズ第三弾。

今月24日発売「小説 野性時代 2022冬号」に掲載されます。

 

昨年の第二弾『お眠さんと刺青の美女』から、このシリーズはひとりでに〈推理文壇戦後史〉的な様相を呈して参りました。

来年執筆(あくまで予定)の第四弾では、日本探偵作家クラブ創設前後の話になる予定(あくまで予定)。

どうかお楽しみに。

池波正太郎生誕百年

来年は池波正太郎生誕百年を迎えるということで、新聞の取材を受けました。

『十三夜の焔』から池波正太郎の魂を感じ取ってもらえたらしく、著者にとっては本懐と申すよりありません。

 

だいぶ前にこのブログでも書きましたが、『神子上典膳』を講談社文庫に入れる際、背表紙の色に灰色を選びました。

もちろん池波作品の色にちなんでのことです。

 

私自身は今なお日暮れて道遠しといったところですが、記念すべき年に向けて精進に努める覚悟を新たに致しました。