月村了衛の月録

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『非弁護人』刊行間近

書影が各種通販サイト等に出ておりますが、例によって「月村作品表紙コワすぎ問題」に引っ掛かりそうな迫力です。

五月一日、徳間書店より。


「……従いまして連休中の読書には本書が最適であると断定するものであります」

異議あり!」

「却下」

『非弁護人』

徳間書店より五月一日刊行予定。

 

https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784198652760

 

非弁行為、非弁活動とは法曹界で最も忌み嫌われるものであり、

非弁護人なる職業は存在しない。

だがここに一人の男がいた。

元検察官にして元服役囚。規定により決して弁護士にはなれない男。

裏社会の住人は大いなる畏怖と侮蔑とを込めて彼をこう呼ぶ――

『非弁護人』と。

 

警察小説新人大賞のお知らせ

小学館の警察小説大賞がこのたびリニューアル、「警察小説新人大賞」として

新たに始動いたしました。

意欲あふれる作品を今から楽しみにしています。

https://shosetsu-maru.com/pr/keisatsu-shosetsu/index.html#oubo

 

上記応募要項の掲載されている「小説丸」には、

本日発売の文庫版『東京輪舞』担当編集者のコラムも掲載されておりますので、

ご一読頂ければ幸いです。

 

追悼 芝美奈子

大塚康生さんの訃報に呆然としていたら、芝美奈子さんがお亡くなりになったと知った。

もう言葉もない。

 

岡崎律子さんがお亡くなりになったときのことを思い出した。

岡崎さんと違い、芝さんとは一度もお目に掛かったことはないが、

私にとって大切な人物であることに違いはない。

 

ご冥福をお祈りします。

エスピオナージュ

『東京輪舞』文庫版 小学館より四月六日発売予定。

 

これは日本におけるエスピオナージュとして

一つの形式を示しているのではないか――

ゲラをチェックしていて、強く思ったのがそれでした。

 

連載執筆中は「現代史の裏面」「昭和の闇」「公安警察の暗闘」といった事は常に考えていましたが、読み返してみると、正統なエスピオナージュとしての性格を強く感じました。

確かに公安、ことに外事課は日本のスパイ機関であるわけで、

そのクロニクルを描いた本作は、図らずも日本ならではのエスピオナージュとなっていました。

スパイの戦いを描いているのですから当然と言えば当然なのですが、執筆中は意外とそういう考えはないもので、時間が経ってみるとそうした点を強く感じた次第です。

 

もちろん本作はフィクション、エンタテインメントなのですが、実在の事件の背後で繰り広げられた諜報戦の苦く長い歴史を、大人の読者にぜひ味わって頂きたく存じます。

 

『非弁護人』

四月末、徳間書店より刊行。

正確な発売日が決定次第、改めて告知します。

 

本作の執筆にあたりましては、

大阪府警財務捜査官・公認内部監査人・公認不正会計士・アキュレートアドバイザーズ代表の小林弘樹氏のご協力を仰ぎました。

また、複数の法曹関係者の方にも多大なご助力を賜りましたが、事情によりお名前を記すことができません。

ご協力下さった皆様に、この場にて深く感謝の意を表します。

『機龍警察 白骨街道』第八回

残り二回(全九回)。

何を書いてもネタバレになるのでとうとう予告すら書けませんでした。

気を確かに持って今しばらくお待ち下さい。

ミステリマガジン五月号、3月25日発売。