月村了衛の月録

小説家 月村了衛の公式ブログ        連絡先 fidenco@hotmail.co.jp 

『普通の底』

小説現代2025年1月・2月合併号(2024/12/20発売)に一挙掲載。

 

『悪の五輪』以来、小説現代名物の「長編一挙掲載」に二度目の登板です。

この作品もまた、前回同様、自分にとって重要な作品になりそうです。

 

それにしても、着手した頃は、連日〈こんな〉ニュースが報じられるようになろうとは、

毎度の事ながら想像もしていませんでした……

物語要素事典

国税〉は喜んで納める主義なので、当然の如く購入。

まさか広辞苑クラスの容積・質量とは思わなかった。

持ち歩くことは不可能なので寝る前に少しずつ読むしかない。

自分が二十代の頃に刊行されていれば、と思った。

しかし、よく考えればその頃出たとしても購入は経済的に困難であったろう(完)

近況

『虚の伽藍』超絶賛(希望)発売中

『お眠さん対砂男』脱稿 小説野性時代特別編集2024冬号掲載 11/22発売予定

『脱北航路』文庫版 作業終了 11/8発売予定

『ビタートラップ』文庫版 作業終了 12/6発売予定

『おぼろ迷宮』来年度の書籍化に向け修正作業中

『地上の楽園』第二部クライマックス執筆中

『漆黒社会』第三回執筆開始前 怨念充填中

小説現代・一挙掲載長編作品』修正稿脱稿

『来年度新作』構想中

『再来年度新作』構想中

『虚の伽藍』

十月十七日、発売。新潮社刊。

『虚の伽藍』 月村了衛 | 新潮社 (shinchosha.co.jp)

 

宣伝の一助になればと思い、いろいろバチ当たりなことをここに書き連ねていたのですが、

本書の内容を誤解されては逆効果かと思い、消去しました。

 

読書の秋に、真正の地獄を御堪能下さい。

人間の業の世界です。

特に『欺す衆生』をお楽しみ頂いた方は是非どうぞ。

 

 

地獄の四乗

台風に猛暑と天候最悪な日々の中、(内容的に)地獄の作品を4本並行してやっています。

うち1本は来月発売ですがまだすべて終わったわけではなく、最後まで気を抜けません。

しかしこうも地獄三昧の日々が続くと、さすがに私の精神もアヤしくなってきて、改めて自戒する今日この頃です。

 

とりあえず、唯一地獄とは縁のない「お眠さん」シリーズの新作を再開します。(でも仕事量は増える)

『来たよ! なつかしい一冊』

毎日新聞出版より発売中。

毎日新聞に連載されているブックエッセイ「わたしだけの一冊」を集成した本です。

多士済々の中、私の執筆した回も収録されています。

私はパール・バックの『大地』について記しました。

是非ご一読を。