月村了衛の月録

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第72回 日本推理作家協会賞候補

第72回 日本推理作家協会賞の候補は以下の通りです。


【長編および連作短編集部門】
『雛口依子の最低な落下とやけくそキャノンボール』 呉 勝浩(光文社)
『凍てつく太陽』 葉真中 顕(幻冬舎
『それまでの明日』 原 尞(早川書房
『ベルリンは晴れているか』 深緑 野分(筑摩書房
『碆霊の如き祀るもの』 三津田 信三(原書房

【短編部門】
「埋め合わせ」 芦沢 央(文藝春秋 オール讀物7月号掲載)
「イミテーション・ガールズ」 逸木 裕(KADOKAWA 小説 野性時代7月号掲載)
「東京駅発6時00分 のぞみ1号博多行き」 大倉 崇裕(東京創元社 ミステリーズ!87号掲載)
「くぎ」 佐藤 究(徳間書店 読楽5月号掲載)
「学校は死の匂い」 澤村 伊智(KADOKAWA 小説 野性時代8月号掲載)

【評論・研究部門】
『怖い女』 沖田 瑞穂(原書房
『乱歩謎解きクロニクル』 中 相作(言視舎)
『日本SF精神史【完全版】』 長山 靖生(河出書房新社
『娯楽としての炎上 ポスト・トゥルース時代のミステリ』 藤田 直哉(南雲堂)
刑事コロンボ読本』 町田 暁雄(洋泉社

選考会は4月25日(木) 午後3時より。

記者会見は同日午後6時から。
贈呈式は5月27日(月) 午後6時よりの予定。
http://www.mystery.or.jp/

『悪の五輪』

1964東京オリンピックの背後で蠢く悪の世界――
 
小説現代2019年5月号 特別編集 吉川賞特集」
にて一挙掲載。
ムック(書籍コード)での発売になります。
発売日は4月11日予定。
 
単行本『悪の五輪』
5月14日発売予定。
 
昔も今も、オリンピックにゃ悪が棲む。
 

兄貴の名言

ふと思いましたが、何かの作品を薦められて、

「機会があれば読みたい」とか言っている人は、

まず大抵は読まないし、そもそも読む気がない。

 

なぜなら! 真の読書人は!!!!!

「『読みたい』と思ったときには、すでにもう

『買ってる』からだッ!!!!!!!!!

オレたちには、本と出会う『栄光』の機会は一度きりだという『覚悟』があるッ!

そこら辺のSNSで『機会があれば』『文庫になれば』と慰め合ってるようなマンモーニとはわけが違うんだッ!

いいかッ! 真の本読みはッ!

『読みたい』と心の中で思ったならッ!

そのときスデに購入は終わっているんだッ!

だから『機会があれば』なんて言葉はねえ――ッ!!!」

          by プロシュート兄貴

 

日本推理作家協会 新年会

本日(一月二十八日)日本推理作家協会の常任理事会・理事会の後にホテルメトロポリタン・エドモントにて、

新年会が催されました。

代表理事今野敏の挨拶、幹事・東野圭吾による乾杯の音頭に続き、今年度からの試みとして、

新人作家による自作のプレゼンテーションが行なわれました。

これは新人と各社編集との幅広い出会いを企図したもので、サンプルとして用意された単行本・プルーフ(ゲラ)は、その作家に興味を抱いた編集者に渡され、忽ちなくなりました。

なにしろ初の試みですので、今回は「2018年に新人賞受賞」もしくは「2018年に受賞作が刊行」された方が対象となりました。

11名の方が参加を希望され、各人の熱いスピーチに会は大いに盛り上がりました。

 

今回参加された11名は次の方々です。(アイウエオ順)

 

赤松利市(大藪春彦新人賞)

犬塚理人(横溝正史ミステリ大賞優秀賞)

井上ねこ(「このミステリーがすごい!大賞」優秀賞)

岩井圭也(野生時代フロンティア文学賞

倉井眉介(「このミステリーがすごい!大賞」大賞)

斉藤詠一(江戸川乱歩賞

酒本歩(ばらのまち福山ミステリー文学新人賞)

田村和大(「このミステリーがすごい!大賞」優秀賞)

辻寛之(日本ミステリー文学大賞新人賞

名倉編(メフィスト賞

八島游舷(創元SF短篇賞)

 

皆様の受賞をお祝い申し上げますとともに、

各社編集者との幸せな出会いをお祈りします。

ノーパン

このところノーパンでのたうち回っている。

それこそ毎日ノーパン、ノーパン、ノーパンである。

七転八倒と言っていい。ノーパンで。

ここがノーパンのふんばりどころか。

実につらいが、耐えるしかない。

今後も真剣にノーパンをやり続ける覚悟である。

ノーパンについて詳しくは25日発売の「週刊朝日」で。