王道にもほどがあると申しますか、このタイトルだけで多くは語りますまい。
『脱北航路』
五月二十七日発売「小説幻冬」にて連載開始。
作者も登場人物も、とんでもない苦難の船出です。
この先待ち受けるのは果たして……
王道にもほどがあると申しますか、このタイトルだけで多くは語りますまい。
『脱北航路』
五月二十七日発売「小説幻冬」にて連載開始。
作者も登場人物も、とんでもない苦難の船出です。
この先待ち受けるのは果たして……
徳間書店より五月一日刊行予定。
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784198652760
非弁行為、非弁活動とは法曹界で最も忌み嫌われるものであり、
非弁護人なる職業は存在しない。
だがここに一人の男がいた。
元検察官にして元服役囚。規定により決して弁護士にはなれない男。
裏社会の住人は大いなる畏怖と侮蔑とを込めて彼をこう呼ぶ――
『非弁護人』と。
小学館の警察小説大賞がこのたびリニューアル、「警察小説新人大賞」として
新たに始動いたしました。
意欲あふれる作品を今から楽しみにしています。
https://shosetsu-maru.com/pr/keisatsu-shosetsu/index.html#oubo
上記応募要項の掲載されている「小説丸」には、
本日発売の文庫版『東京輪舞』担当編集者のコラムも掲載されておりますので、
ご一読頂ければ幸いです。
『東京輪舞』文庫版 小学館より四月六日発売予定。
これは日本におけるエスピオナージュとして
一つの形式を示しているのではないか――
ゲラをチェックしていて、強く思ったのがそれでした。
連載執筆中は「現代史の裏面」「昭和の闇」「公安警察の暗闘」といった事は常に考えていましたが、読み返してみると、正統なエスピオナージュとしての性格を強く感じました。
確かに公安、ことに外事課は日本のスパイ機関であるわけで、
そのクロニクルを描いた本作は、図らずも日本ならではのエスピオナージュとなっていました。
スパイの戦いを描いているのですから当然と言えば当然なのですが、執筆中は意外とそういう考えはないもので、時間が経ってみるとそうした点を強く感じた次第です。
もちろん本作はフィクション、エンタテインメントなのですが、実在の事件の背後で繰り広げられた諜報戦の苦く長い歴史を、大人の読者にぜひ味わって頂きたく存じます。