外出の機会とて此なく入手をすっかり諦めておりましたるところ、国書刊行会様が送って下さいました。
心より感謝申し上げます。
御礼代わりに此の場にて「私の三冊」を挙げようと思い、当の冊子をつらつら拝読致しますと、怪奇幻想系の名著の数々は大勢が挙げておられるので(それでも『怪奇骨董翻訳箱』等、挙げられずとも捨て難い本が多数)、ここは一つ映画本に限定しようと思った次第。
…………無理でした。
やはり三冊のみ選ぶというのは拷問に等しい。
ですので勝手に十冊にします。以下順不同で、
『サイレント映画の黄金時代』
『キャメラを抱いて走れ!』
『ルビッチ・タッチ』
『ハワード・ホークス映画大全』
『ロバート・アルドリッチ大全』
『「昭和」の子役』
『ハリウッド・ゴシック』
『モンスター・ショー』
『笠原和夫傑作選』
『映画の奈落』
書棚を調べてみると、「この本も国書だったのか!」という驚きの連続であったことを最後に告白しておきます。