例の「月村作品表紙コワすぎ問題」ですが、『白骨街道』に関しては
「思ったより恐くない」「作品に合っていて良い」「とても素晴らしい」等々
ご好評を頂いておりますが、実は――
私が一押しの表紙候補写真が他にございまして、早川書房社内の皆様のご意見を伺いましたところ、
「手に取りにくい表紙は避けたい」
「ほかの頭蓋骨にくらべて肉がついている感じが生々しい」
「怖すぎる、とにかく怖すぎる」
「これだけはやめてほしい」
ともう散々な言われようでした。
新規の読者に敬遠されるような事態があっては本末転倒ですので、私も異議なく同意した次第です。(実際に使用された写真も気に入っておりまして、結果としてこれでよかったのだと思っていますが、未使用バージョンのインパクトたるや)
裏話ならぬ表紙の話でした。
現在発売中の『ビタートラップ』表紙は禍々しさのカケラもないとても洒脱なテイストですので、皆様どうかお気軽にお求めになって下さい。