来週の木曜、五月十六日、『悪の五輪』いよいよ刊行。
私の元にはすでに見本が届いております。
関連インタビューを受けた後で、「これはエルロイの手法でもあるのではないか」と気づきました。
暗黒のアメリカ近現代史を扱ったジェイムズ・エルロイの諸作にも、J.F.ケネディ、キング牧師、ハワード・ヒューズといった面々が登場し、陰謀の限りを尽くして暗躍します。
同様の視点から見た東京オリンピック、そこに綺麗事などあろうはずもありません。
否、美しいことなど最初からない。昔も、そして今も。
『悪の五輪』御期待下さい。
八重洲ブックセンターで五月三十日に催されるトークショー&サイン会もどうぞよろしくお願いします。
本と映画界の裏話、私の口がどこまで滑るか、それはお相手の春日さんの腕次第ということで。