去る八月二十四日、最終選考会が行われ、厳密な選考の結果、
【受賞作】
野地 嘉文さん 「"カリカチュアされた変格探偵小説――『粘膜蜥蜴』"」
浅木原 忍さん「戦争小説と本格ミステリの交点――古処誠二『いくさの底』解説」
【奨励作】
荒岸 来穂さん 「見えざる悪意、形式と「光」の歪み ―貫井徳郎『乱反射』―」
と決定いたしました。
受賞者の皆様、おめでとうございます。
詳細は下記協会HPをご覧下さい。
http://www.mystery.or.jp/review/
四回にわたる募集は、私にとっても刺激的な試みでした。
こうした機会はきっとまた近いうちにあろうことと思いますので、
プロの書評家を志しておられる方は、研鑽を怠らず……というとなにやら偉そうですが、
幅広い読書を楽しみながら、次の機会に備えられんことを。
全応募者の皆様、この企画を応援して下さった皆様、
一年間、本当にありがとうございました。