昨日午後三時より第一ホテル東京にて第71回日本推理作家協会賞の選考会が行われました。
厳正、真摯なる選考の結果、以下の受賞作が決定致しました。
□長編および連作短編集部門
古処誠二「いくさの底」(KADOKAWA)
□短編部門
降田天「偽りの春」(野性時代8月号)
古処誠二さん、降田天さん、宮田昇さん、おめでとうございます。
心よりお祝い申し上げます。
私は短篇部門と評論・研究部門の立会理事でしたので、
緊張しつつ、息詰まる思いで選考会の進行を務めさせて頂きました。
これから選考経過を執筆しなければなりません。
少ない字数で極力厳密に報告できるよう、当日以上に緊張しています。
推理作家協会賞は伝統ある大きな賞です。
なにしろ第一回の受賞作が横溝正史「本陣殺人事件」ですから!
本項を書くために推理作家協会のサイトで歴代の受賞作と候補作を
再確認したのですが、受賞作だけでなく、候補作もまあ歴史的名作が
あれもこれもと並んでいて、しばし声を失います。
皆様もこれを機に歴代受賞作、候補作を是非お手にとってみて下さい。