月村了衛の月録

小説家 月村了衛の公式ブログ        連絡先 fidenco@hotmail.co.jp 

何故

何故人は私の言葉を引用、もしくは再現する際、一人称を「ぼく」にするのだろうか。

私の一人称は「私」であり、文章でも会話でも、またプライベートでも「ぼく」と言ったことはない。
しかるに新聞でも雑誌でも、インタビューのゲラを見ると私は必ずと言っていいほど「ぼく」と喋っている。
大沢在昌さんも、馳星周さんも、そしてネット上で呟く無数の人々も、何故か私を「ぼく」にする。

何故だ。
私はそれほど「ぼく」と言いそうな顔をしているのか。
私の外見がへなちょこなせいだろうか。
分からない。謎だ。


※このブログの表題を「月録」と銘打っているため、月に一度は更新せねばならないという、余り意味のない義務感がある。
そこでこんなどうでもいい話を書いてみた。
これが性格という奴である。

※ちなみに、昨夜『狼眼殺手』最終話の初稿を脱稿した。
さすがに今日はもう仕事にならない。
年内は週刊文春連載中の『コルトM1847羽衣』に専念します。
こちらも怒濤の展開で、作者としても生きるか死ぬかの真剣勝負です。
乞うご期待。