少々古い話で恐縮なのですが、先日地方紙数紙に掲載されました（全ての紙名は厳密には把握していません）私のインタビューの中で、私の発言として『担ぎ魂』という言葉が出てきて一瞬首を捻ったのですが、
これは『活劇魂』のことだとすぐに気がつきました。
日頃冒険小説に親しんでおられる諸兄には言わずもがなと申しますか、同様に察しがつかれたかとも思いましたが、
〈人間性の発露としての活劇〉、もしくは〈活劇を通して真実を描く〉という、何分創作の根幹に関わることゆえ、敢えて記しました次第です。
ひとえに私の滑舌の悪さが原因ですので、インタビュアーの方も苦労なされたことと思い、
全く以てお恥ずかしい限りです。
現在『ソマリアの血、土漠の花』『槐 エンジュ』の二作を連載中ですが、
両作とも活劇魂が全編に漲るものを目指しておりまして、
ラストまで現在のテンションが下がることは決してないと
読者の皆様にお約束申し上げます。
また近況を御報告致しますと、
新連載の準備をさらに二本同時に進めておりまして、
この二作に加え、
御好評を頂きました『水戸黄門』の新作にして新シリーズ開幕篇の準備、
その他年末にかけて様々な企画に取り組んでおります。
それらにつきましては、発表の用意が整い次第、順次御報告致します。
とりあえずは、連載中の二作品、
及び近日発売予定の「新生NOVA」（仮）掲載予定の『機龍警察 化生』を
お楽しみ頂ければ幸いに存じます。
