必要があって山田風太郎の『戦中派不戦日記』を読み返しているのだが、 冒頭に近い一月三日の記述に菊池寛について評した部分がある。 「一般にいわれるほど価値なき作家にあらず。むしろ、芥川の小説よりも妖気あり。芥川の皮肉には涙あり、寛の皮肉には滑…
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