逢坂剛さんの最新刊『最果ての決闘者』刊行を記念して
テーマはずばり「西部劇」。
終了後は逢坂さんと私のサイン会アリ。
実銃による決闘はナシ。
詳細は下記ページをご参照下さい。
□数日前、以前の骨折で足に入れた金属を抜き取る手術を致しました。またも全身麻酔です。
不自由な毎日が続いておりますが、幸か不幸か、やるべき仕事が山積みです。
□『ようこそ! アマゾネス☆ポケット編集部へ』
ジェントルメン中村著 講談社刊
噂に違わず面白い。ところどころで実在の人物をモデルにしたキャラクターがいきなり出てくるのがいいですね。
本人を知っているせいか、「カリスマ書店員」には笑った。(しかもけっこう似ている)
□何度も書いたことですが、『機龍警察』には、
「台頭する機甲兵装を用いた犯罪に対処するため特捜部が新設された」という設定などありません。
そんなことは本文のどこにも書いていません。偏狭な先入観や思い込みで作品と接するのは、自戒も込めて慎むべきと考えます。
また、『機龍警察』の舞台は近未来ではありません。現代です。今まさに我々が直面し生活している時代です。
□現代は作家にとって本当に生き辛い時代です。
私の知る限り、どの作家も心身を削りつつ執筆しています。手抜きをしようなどと考えるプロに会ったことはありません。
一本の作品を書き上げることがどれほど大変なことか。
そして全力を尽くした末に書き上げた喜びがどれほどのものか。
私はこれからもすべての作家と作品に敬意を払い続けます。
もちろん、編集者をはじめその作品に関わったすべての人達にも。
早稲田大学歴史館「聳ゆる甍」エリアにて九月十九日より半年間の期間限定で、
「早稲田の文学者たち」テーマ展示が行われます。
私も末席に名を連ねておりますので
お時間があればお立ち寄りを。
https://www.waseda.jp/culture/news/2019/09/02/8276/
追伸 入場無料です
新潮社のサイトに『欺す衆生』書影が出ました。(8月27日発売)
https://www.shinchosha.co.jp/book/339532/
何かの記事で読者の方が書いていた「月村作品の表紙コワすぎ問題」というフレーズを見かけて笑ったことがあるのですが、今回は最恐ではないでしょうか。
担当編集とデザイナー入魂の作で、どこまでも人間の本質を突き詰めた本作に相応しい表紙と言えましょう。
救いを求めながら救われぬ人間の宿業。最恐となってしまったのもむべなるかな。
覚悟を決めた上での御一読をお勧めします。